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四国八十八個所巡拝10~11日目
2011年10月24~25日(曇り)

先月に引き続き7回目のお参りに行くことができた。今回も高知県南部を巡るお参りであった。初日は早朝から5時間程バスに揺られ足摺岬をめざし修行の旅であった。心配した天気もほとんど雨が降らず過ごせたことはラッキーであった。
費用:旅費23980円、御朱印6000円、その他5000円

お参り順に掲載
第39番 延光寺(えんこうじ)
太平洋を左手に見ながら歩いてきた同行二人の旅も、ここ延光寺でいよいよ「修行の道場を打ち終えることになる。境内には、鐘を背負った亀が待ち受ける。これが山号の赤亀山の由来にもなった竜宮から来た亀だ。と解説本にある。我々はバスに揺られたいした修行もしていないが途中で歩き遍路に出合ったが、お寺とお寺の間が100Kmほどある個所がこの辺であり「修行の道場」と言われることが少しは理解できた。
御本尊 薬師如来
御真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
開  基 行基
御詠歌 南無薬師諸廟悉除(しつじょ)の願こめて 詣る我が身を助けましませ
山門を抜け境内に至る 本堂にて本日初めてのお参り
大師堂にお参り 竜宮城から来たといわれる亀

第38番 金剛福寺(こんごうふくじ)
足摺岬にあるのが金剛福寺である。四国霊場の中でも、最南端に位置している。太平洋からの激しい波と風を直接受ける場所に建ち、ずっと遍路を迎えてきた。このスケールの大きさには圧倒されそうになる。と解説本にある。岬の展望台から太平洋を望んだが、どこまでも続く海原に感動した。
御本尊 三面千手観音
御真言 おん ばざら たらま きりく そわか
開  基 弘法大師
御詠歌 補陀洛やここは岬の舟のさお とるもすつるも法の蹉跎山
山門 境内風景
堂々とした本堂 弘法大師堂
亀に乗り不動岩にわたり修行と伝わる大師亀 境内に鍾乳石がある
岬からの眺望海原が丸く見える 最先端の崖を望む

第40番 観自在寺(かんじざいじ)
愛媛県「菩提の道場」最初の霊場である。駐車場から細い路地をくねくねと進んで参道に出る、参道前には駐車場がなく少し離れたところにあるためである。
御本尊 薬師如来
御真言 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
開  基 弘法大師
御詠歌 心願や自在の春に花咲きて 浮世のがれて住むやけだもの
細い路地を進んで参道に抜ける 参道から少し階段を上り山門に至る
広い境内にある本堂 大師堂
十二支の守り本尊の石像 山門内にある十二支盤亀が方位を示している

第41番 龍光寺(りゅうこうじ)
石の鳥居に「寺なのに、鳥居が?」と思われるかもしれないが、これはもともとは本尊が稲荷大明神だったため。鳥居は寺の門なのだ。今でも龍光寺は「三間のお稲荷さん」として親しまれている。と解説本にある。駐車場から長い参道を進みしばらく階段を上がると朱塗りの鳥居がある、ここを過ぎると本堂に至る。
御本尊 十一面観音
御真言 おんまか きゃろにきゃ そわか
開  基 弘法大師
御詠歌 この神は三国流布の密教を 守り給わむ誓いとぞ聞く
参道からすぐ本堂にいたる 本堂 ご本尊十一面観音
石柱などに囲まれ大師堂がある 本堂上方には稲荷社が祀られる
稲荷社から参道を望む 境内風景

第42番 仏木寺(ぶつもくじ)
最近再建した山門が堂々と輝いている。境内は落ち着いた雰囲気のお寺であった。
御本尊 大日如来
御真言 おん あびらうんけん ばざらざとばん
開  基 弘法大師
御詠歌 草も木も仏になれる仏木寺 なお頼もしき鬼畜人天
最近再建された山門 元禄年間の再建になる鐘楼
本堂ご本尊大日如来 大師堂

第43番 明石寺(めいせきじ)
弘法大師が明石寺から大宝寺に向かう途中、大須氏の十夜ヶ橋の下で一夜を過ごした。遍路が橋の上で杖を突かないのはこのため。貧しい人々のいく末を思い悩み、一夜が十夜にも感じられたという。と解説本にある。
御本尊 千手観音
御真言 おん ばざら たらま きりく そわか
開  基 正澄上人
御詠歌 聞くならく千手不思議の誓いには 大磐石も軽くあげ石
駐車場から階段を上り山門へ 山門から少しの階段で本堂へ
大師堂 江戸時代の鐘楼が残る
石板群 大師堂前に夫婦杉がある


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