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摂津国八十八箇所巡拝1日目
2004年9月5日

札所番号 寺院名 ご本尊 所在地 巡拝方法
第69番 紫雲山 中山寺(太子堂) 11面観世音菩薩 兵庫県宝塚市中山寺 マイカー
第70番 紫雲山 中山寺(納経所) 11面観世音菩薩 兵庫県宝塚市中山寺 マイカー

宝塚市中山寺に有る第69番中山寺(太子堂)第70番中山寺(納経所)です、ここは電車で行くには阪急電車宝塚線中山寺駅すぐに山門に着きます、車でも周囲には私設有料駐車場が沢山有りますので、安心して行く事が出来ます。
第70番中山寺(納経所)は山門を入り山道を100mほど進んでエスカレータを上ればすぐに有ります、その奥に太子堂は有ります。中山寺にはもう一つ第71番中山寺(奥の院)が有りますがここは太子堂から約2km起伏の多い道を進みます、時間を良く見ておかないと回りきれない事が有ります。私も今回は残念ながらお昼から移動しましたので、同時にお参りが出来ませんでした、またの機会に巡る事にして、今回は帰りました。
摂津国は大阪府北部と兵庫県の一部を含む地域です江戸時代に開かれた八十八箇所霊場として大いににぎわっていたとの事です、戦中戦後の荒廃を経て昭和55年1月全札所寺院が再結集し摂津国八十八箇所霊場再興となったとの事です。都心の寺、住宅街の寺、山間の隠れ古寺等バラエティにとんだ寺院が多く有るようです、今から楽しみです。中山寺は西国33箇所第24番の寺院でも有ります、この摂津国八十八箇所では霊場会の中心になっている寺院です、私も始めるにあたりまず中山寺に電話をして納経帳の販売、紹介本の販売などを確認しました。中山寺山門
第69番中山寺(太子堂)
中山寺納経所を過ぎ本堂の奥手に有る階段を登れば太子堂が有ります、中山寺の本尊・11面観世音菩薩は、源行綱の不信心な妻を鐘の緒で戒めたと言う、その鐘の緒は今でも保存され、女性の大役である出産の無事安泰を祈る「安産の腹帯」としておまつりされている。太子堂では子授けのご祈祷も行われている、何時来ても安産祈願、お礼のお参りの人でにぎわっています。
第70番中山寺(本堂)納経所は山門側に有ります寺伝によると当寺は大仲姫とその皇子、香坂・忍熊の追善のため、聖徳太子が16歳の時に開創した寺であると言う。日本最初の観音霊場で、西国33箇所農地根本中道である。納経所から石段をはさんで左手には、大仲姫の御陵と伝わる「石の唐櫃」(中山古墳)が残されている。
本堂前でもっちゃんともっちゃん2
山門の奉納わらじ
山門は堂々たる重層の仁王門。仁王を(この写真は裏側の獅子)囲む柵にわらじがきっしりかけられている。そばの説明板によると、このわらじには足腰が苦しい旅に最後まで耐えられるようにとの祈りが込められれいるという。また「巡礼の途中でわらじがすり減らした時、先の人が奉納したわらじを借用した後、次の札所に新しいわらじを奉納して行くならわしが有ったといいます。この心は仏教で大切にされている布施に通じるもの、思いやりの功徳のためにわらじの奉納をおすすめします」ともかかれています。
専用の納経帳これの販売は霊場会の中心的な寺院で頒布されています、その寺院は以下の内容です。巡拝についてのお問合せ先として紹介(納経帳頒布あり)大阪地区  25番四天王寺、6番太融寺、32番正圓寺北摂地区  47番総持寺、54番勝尾寺、67番久安寺兵庫地区  70番中山寺、88番須磨寺、76番東光寺以上で納経帳 金2,300円で頒布されています。納経時間は朝9時ごろから夕方4時頃までの方が確実です。


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